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考えないで感じろ!

ここは主に友人にメールしても返事がこない類の話を吐き出す場所です

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12月後半に読んだ本

::陰陽師
:: 〃   飛天ノ巻
:: 〃   付喪神ノ巻     夢枕獏

すっかり忘れてることばかり~!案外原作よりもまんがの印象が強かったのだなと思いました。
出だしに二人の馴れ初めのようなものが書いてあったかと思ったけどなかったです。
いつからこんな足繁く通うようになったのよ~。
ていうか余裕で3晩連続で通ってるでしょ?さては三日夜の餅を食べた間柄だな?

せいめいが、ひろまさが側にいることで自分は完全になる、というようなことを言っていたので驚きました。
厩戸みたいよね。
厩戸ももっと年取って余裕が出てからえみしに出会ってたら良かったのかもね。
と思うと、せいめいの若い頃が気になります。
勝手にひろまさとは30過ぎてから仲良しになったイメージを持っていますが、実は自分を持て余し気味の若い頃に出会ってて、それなりの修羅場もあったんだとしたらそれはそれでときめくんですけど。ひろまさの姿形をした式神と同衾しては、ものすごい罪悪感に苛まれるというのは、ヤングせいめいに外せない展開です。
ちなみに大人になってからは、悪びれず自分にそっくりな式神をひろまさの寝所に忍ばせて、本物か式神かと問うひろまさに「試すか?」くらいはしれっと言って欲しいものです。

あと、白い狩衣を着てるって獏せんせいがいちいち言ってくれるから、ひでおの白ジャケと印象が被るんですけど。でも瓜を無造作に食べながら白い狩衣を全く汚さないせいめいに対して、口元のメロン汁を白ジャケの袖でぬぐうひでおはあんまりだよ!

先日陰陽師を大人買いしたので、続きを正月休みにじっとり嘗め回すように読みたいです。
長編とか超楽しみ。
みなさまも良いお正月をお迎えくださいませ。


結局今年は65冊でした。
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12月前半に読んだ本

まるで私が遭難したかのような励ましのお便りありがとう!
世間様の批判は色々あるでしょうけど、私自身は、体感マイナス40℃真っ暗闇の猛嵐の中滑落した仲間を探しに出るなんてうきょんだからできることだと、惚れ直した思いです。


::火の路(下)     松本清張

まず話の核を成している古代祭祀、遺跡についてすごく面白く読めました。
そして人と人とのめぐり合わせというか縁のようなものについて、とても印象に残りました。その縁が断ち切れてしまう悲しく切ない展開なんですけどね。
登場人物みんなが主役みたいな雑多な雰囲気ながら、不思議とまとまっていてさすが巨匠だな!と思いました。えらそうに言っちゃうけど。
何より、奈良に行きたくなる危険書なのです。超危険。


::約束の河     堂場瞬一

また堂場せんせい…!
ドラッグで身を持ち崩した主人公が、幼馴染の死の真相を暴くという、なんかいつもの感じ。
主人公がいじけた構ってちゃんで、私は好きになれなかったなあ。
大体鳴沢了も決してもえっ子にはなり得ないし、なのに本を見つけると買わずにはいられない堂場せんせいの魅力はなんだろうかと思います。


::陰陽師 夜光杯の巻     夢枕獏

文庫の新刊出たよ。
とか言いつつ前の巻を読んでいない気がします。どうせきれいに忘れてるから最初から読み直そうっと。
晴明が人前だと博雅を呼び捨てないところにときめきました。
しかし昔は博雅晴明が良かったけど、今は逆でもいいな。
というより、二人が蝉丸殿(おくゆかしい姫受け)を取り合って牽制し合ってるのとかがいいです。そして牽制し合っているうちにどこぞのやんごとない公達に蝉丸殿をさらわれ、二人空しく今夜も酒を酌み交わすとかがいいです。


現在 62/100冊

11月分まとめて

なんかもう記憶が…


::巡査の休日     佐々木譲

道警シリーズの最新刊です。
百合ちゃんが活躍してるのはそれはそれで面白いけど、もっと男子頑張ろうぜという感じです。
大体佐伯と津久井の接点が少ないのよ最近。
そこで当て馬新宮がえぐりこんでくれれば盛り上がるんだけども。
新宮は若いだけに草食なのかしら。BLで草食とか言われても何も始まらないじゃない。って思ったけどBLじゃないからいいんだった。


::パンデミック・アイ(上)(下)     桂修司

網走刑務所の呪われた保護房の、ホラー小説っていうのかな?リング風です。例えが古い?
そこに収監された受刑者が自殺してしまったもんだから、家族が人権擁護委員会に泣きついて、弁護士が派遣されて、今度は保護房を調べていた弁護士も呪われて、まさに呪いの伝染ですわ。
それでなりゆきで弁護士さんと刑務官が一緒になって呪いの謎を解いてゆくんです。
言うまでもないかもですが、わたくしは勿論二人に吊橋効果的なときめきを求めてこの本を買ったわけです。
外れたよ!クソ!


::うわさの神仏     加門七海

神社仏閣の噂話なんですけど、くだけた文章で読みやすいけど物足りないような、でも硬く書かれたら怖いからこんくらいでいいような、どっちつかずの読後感であります。
そうそうこれ読んだら、こないだ伊勢神宮に行って、ろくにお参りしなかったのがなんだか気にかかってしまって…。やっぱ自分で好きで行ったんだから、混んでたからってふてくされるの良くないよね。


::火の道(上)     松本清張

T大助手で古代史を研究している通子が、盗掘?殺人?事件に巻き込まれつつあるというかなんというか、上巻を読み終えたもののまだ事件の序盤なのでなんとも言えない状況ですよ。
奈良の明日香や大阪の和泉辺りの、古墳やら石造物やらがわらわら出てくるので大興奮です。
あ~古代ってロマンチックだよね~。
通子が明日香で出会ったカメラマンと、色んな場所でばったり遭遇するのも非常にロマンチックなんです。
しかし通子が殿方で、研究の対象がマラ石だったら、さらに25倍くらいロマンチックなのにと思うと!キー!



現在 59/100冊
奈良に行きたい。

10月後半に読んだ本

::まほろ駅前番外地     三浦しをん

やっぱ行天が可愛くて好きだなあ。
前作から行天→多田の永遠の片思いだったらいいなと思ってたんですけど、今回多田とクライアントの女性とに恋の予感が芽生えて、行天の片思いがいっそう切ないものになりましたね。
でも多田が蝦夷のような男になったらあんまりにも嫌なので、ほどほどにお願いしますしをん先生。
ていうか行天が片思いとかって私の脳内だけなので誤解なきように!しをん先生だけに!


::棘の街     堂場瞬一

刑事モノです。
警視庁捜査一課で、逮捕率抜群、表彰記録を塗り替えそうな優秀な男、上條が主人公です。
でもそんな彼にも痛恨のミスがあって、1年前に発生した誘拐事件で身代金の受け渡しをする時に、たまたま被害者家族に接したチンピラを誤認逮捕してしまったんです。そのため真犯人を捕まえられずにいたのですが、誘拐から一年後に被害者の遺体が発見されたところから話が始まります。
遺体が発見されたためにもう一度捜査本部が立ったのですが、ミスした上條は担当から外されるわけです。
だけど上條は「これは俺の事件だ」とか暑苦しく言い出して、警視庁から捜査本部の置かれる所轄へ異動して無理矢理担当になってしてしまうんです。
上條は、実はお金で情報を買っているから逮捕率が良かったり、異動の要望が通ったのも上層部の弱味を握っているからだったり、ちっともいい子じゃないんですよね。その上自分以外は全員バカ扱いで、人を見下す生意気な野郎なんですよ。これがまだ若かったりすればほほえましいと思えるのですが、もう39なんですよー。私は健気ないい子がタイプなので、「こいつの鼻っ柱をへし折ってくれる攻めはいないものか…!」と本を持つ手も力みがちだったところ、あっさり出てきましたよそんな攻めが!
YAKUZAの若様…!
上條とは高校の同級生なんだって。
やくざと持ちつ持たれつの関係でも罪悪感とか全く無い不良刑事の上條ですら、「何で俺にここまで良くしてくれるわけ?」とポカンとするくらいの献身ぶり。
「刑事を辞めて俺と一緒に事業を興さないか」と常に上條を口説くことも忘れません。
家は生活感の無い高級高層マンションで、己を完璧にコントロールしているため感情を荒げることもなく、上條が心配なあまり部下を護衛に付けたり、これってどこに出しても恥ずかしくないスパダリやおいやくざでは?もしや登場する小説をお間違えでは?
しかも高校当時、やくざの息子だから皆に敬遠されていた俺にお前だけが普通に接してくれたんだ…みたいな20年越しの純愛が根底に流れておる…(白目)
あれだね、上條みたいな受けを屈服させるには、力でねじ伏せても逆効果だよね。スパダリが甘やかしてあげた方がいいんだよ。旅人のコートを脱がすには北風より太陽だよ。
ちょっと!本の感想じゃなくなってきた!
一言申し添えておきますが、あんま面白くなかったよ!


現在 54/100冊    絶望的

10月前半に読んだ本

::鏡の影     佐藤亜紀

2年位前かな?凡さんがお勧めしてくれるまで(ありがとう!)知らなかった作家なので、絶版から復刊に至るまで色々あったというのも最近知ったのですが、後から追いかける読者としては何はともあれ復刊してくれて良かったです本当に。

農民の末っ子ヨハネスは、富んだ坊さんに一揆を繰り返す兄達に対して「そんなんじゃ世の中は変わらない」「神様がお坊さんを作ったんならお坊さんはいなくならない」とか思ってて、ある一点を変えれば全世界を変えられるんじゃないかと思い始めたわけです。
そんなヨハネスに長兄は「お前坊主になれ」と言い、ヨハネスは聖職に就く叔父のところへやらされ、そこからヨハネスの世界を変える一点を探す旅が始まります。
そして探求にはまり込んで気づいたら異端審問という話なのですが、その間に出会う人達が魅力的で面白かったです。
ヨハネスを先生と慕うシュピーゲルグランツの腹黒い美少年ぶりもなかなかですが、私のもえっ子ベストは貴族のフィヒテンガウアーですよ。ヨハネスに妹をたぶらかされたり色々あって、ヨハネスを追う立場なのですが、殺すかと思ったら家に連れて帰ろうとしたり、ヨハネスが好きなの?と思わずにいられません。
ていうかヨハネスもて過ぎだろ。私には逃げ足のやたら速いなさけない感じに思えるのですが、意外と誘惑に強いというか流されないというか、つれないところがいいのかな。自らどうこうしてないのにいつの間にか好かれてるという、天然たらし系かなと思います。
娼館で出会ったグァネリウスも純情な可愛い子ちゃんで良かったです。最後シュピーゲルグランツと共にローマへ向かいましたが、道中で恋が芽生えたらいいのに。
もてもてヨハネスもとうとう娼婦のフィリッパの長持ちにおとなしくしまわれてしまいますが(長持ちにしまっておきたいなんてどこの攻めの台詞だ!)、フィヒテンガウアーもヨハネスが自分の近くにいる間にさっさと長持ちにしまってしまえば良かったのにね!


現在 52/100冊


今日はぷりきゅあ見逃してFUKOです。
西さんへの思いが高じて携帯の待ち受けにまでしてしまいました。あさひんありがとう。

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年間読書100冊への道
戦績 4敗
07年●69冊
08年●58冊
09年●65冊
10年●98冊
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