今回の山行は、炎天下での熱中症を警戒して青木ヶ原樹海で計画を立てていたのですが、おりしも山は台風で地盤が緩んでいた様子だったので、結果的に樹海にしておいて正解でした。
日が当たらないから7月でも暑くないだろうという事であえて樹海にしたんですが、わかっちゃいてもひたすら暗い!暗過ぎた!
時折木々の間から日が差して、苔に反射するときらきらして幻想的でしたが、それもほんの僅かでほぼ変化のない鬱蒼とした森の中を歩きました。
暗過ぎてお弁当どころじゃありませんよ。
とにかく暗いですが(気分的にもね!)、東海自然歩道と銘打って道は整備されていますし、車道に近いため車の音も聞こえるので安心して散策できました。
最初はせっかく自然の中を歩いているのに車の音は耳障りだなと思っていたのですが、車道から離れる場所もあるようで、急に車の音が聞こえなくなったらそれはそれで本当に静寂で少し怖かったです。
しかし暗い暗い言いつつも、私は陰気でどんよりした感じが大好きなので楽しめましたよ。
同じ嗜好の方、ぜひ樹海に行ってみて下さい。
翌日は牧場に行こうとして迷いました。
牧歌的な草原の中を爽やかにドライブ、のはずが・・・
気づいたら山道で、草を食む牛ではなく何故か野生の鹿さんがこんにちは。
ここはおかしい、私達はどこへ向かってるんだと思いながらも濃霧の中果敢に前進あるのみ。(戻れよ)
さらには石ごろごろの未舗装路になってしまい、9月の7日間で伯爵ちゃんのヅラがずれた時くらいの激しい揺れの中、それでも前進あるのみ。(戻れよ)
とうとう我々の前に超巨大な水溜りが出現し、普通の車でもはやこれを越えるのは困難とみてようやく引き返したのであります。
牧場行けなかったYO!
せっかくとんでもない所まで行ったので引き返す前に車を降りてみたのですが、前日の樹海同様に鳥のさえずり以外は何も聞こえないしんと静まり返った世界に鳥肌が立ちました。怖い。
森というと森林浴とかマイナスイオンとか体に優しげなイメージですが、今回訪れた樹海も迷い込んだ山も、樹の生命力というか気?が強過ぎてそれにあてられているような感じがしました。
温泉入り過ぎて湯あたり、みたいな感じで樹に囲まれ過ぎて樹あたりですよ。
音のない人間の気配のない世界にただ樹パワーが充満していて、多分受けのみなさんだったら樹にさらわれてるよね。
と、森といえばこの人達もりぞーときっころに意見を求めてみましたが返事がないんだぜ。冷たいぜ。
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