::壁抜け男の謎 有栖川有栖
ごちゃまぜ短編集です。
なんかクイズみたいなのばっかだな~と思ったら、どおりで新聞に掲載された懸賞つき犯人当て小説だったようです。ロジックがどうこうとかどうでもいい派なのであんまり面白くなかった…。先生の推理小説はドラマチックでロマンチックでエロチックでセンチメンタルなところが好きなんですけど、この短編集や女王国読んで思ったのが、この頃はそういう要素を意図的に省こうとしてるのかなあと。
でもラストを飾る「恋人」という話は、なんとかつて「エロティック12幻想」という官能小説アンソロジーに掲載されたもので、私は先生の(ってわけじゃないだろうけど)変態性欲にしびれたのであります。
さすが先生すごい!!!!!!!!!と大絶賛だった私に比べて、友達は「絶対だめ…絶対」という反応でした。エロって難しい!
現在21/100冊
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