まるで私が遭難したかのような励ましのお便りありがとう!
世間様の批判は色々あるでしょうけど、私自身は、体感マイナス40℃真っ暗闇の猛嵐の中滑落した仲間を探しに出るなんてうきょんだからできることだと、惚れ直した思いです。
::火の路(下) 松本清張
まず話の核を成している古代祭祀、遺跡についてすごく面白く読めました。
そして人と人とのめぐり合わせというか縁のようなものについて、とても印象に残りました。その縁が断ち切れてしまう悲しく切ない展開なんですけどね。
登場人物みんなが主役みたいな雑多な雰囲気ながら、不思議とまとまっていてさすが巨匠だな!と思いました。えらそうに言っちゃうけど。
何より、奈良に行きたくなる危険書なのです。超危険。
::約束の河 堂場瞬一
また堂場せんせい…!
ドラッグで身を持ち崩した主人公が、幼馴染の死の真相を暴くという、なんかいつもの感じ。
主人公がいじけた構ってちゃんで、私は好きになれなかったなあ。
大体鳴沢了も決してもえっ子にはなり得ないし、なのに本を見つけると買わずにはいられない堂場せんせいの魅力はなんだろうかと思います。
::陰陽師 夜光杯の巻 夢枕獏
文庫の新刊出たよ。
とか言いつつ前の巻を読んでいない気がします。どうせきれいに忘れてるから最初から読み直そうっと。
晴明が人前だと博雅を呼び捨てないところにときめきました。
しかし昔は博雅晴明が良かったけど、今は逆でもいいな。
というより、二人が蝉丸殿(おくゆかしい姫受け)を取り合って牽制し合ってるのとかがいいです。そして牽制し合っているうちにどこぞのやんごとない公達に蝉丸殿をさらわれ、二人空しく今夜も酒を酌み交わすとかがいいです。
現在 62/100冊
>ニポ丸殿
おめーいつの間にか5キロも太ったのかよ!
私は最近階段とか上がる時、あまりに心臓が脈打ち過ぎて生命の危機を感じるんだけど。もはや私のガラスのハートでは巨体を支えきれないよ。
なんかやるか…
でもその前にパクチー食べに行こうや。
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