::好きよ 柴田よしき
瀬戸内海に真湯島という色々な伝説の残る島があって、その島出身の人達が不思議な事件というか現象に巻き込まれていくんです。場所も境遇も時代も異なる別々の出来事が、一つにつながっていく感じ。
最初は推理小説なのかなと思いながら読み進めましたが、進めば進むほどファンタジー!
::生きながら火に焼かれて スアド
ヨルダンで家族によって殺されかけた女性が、生き延びどうにかヨーロッパに逃げ出して、中東で今もなお行われる名誉殺人を世界の人に知ってもらいたいと書いた本なのです。
著者は望まぬ妊娠をしてしまったために家族の手で火あぶりにされるんですが、それだけじゃなくて、そこに至るまでにも幼い頃から暴力を受け続けていたわけです。読んでいてものすごく衝撃を受けました。著者が生きてこうやって本を出版できるまでになって本当に良かったと思います。
でもこの中東で行われるという名誉殺人を、信じ難い蛮行だ!と言い切ることもできないんじゃないかと思うような思わないような…日本も鯨のこととかあるし…死刑制度だって国によって違うんだし…もちろんこんな風習はなくなってしまえとは思うけれど。
::レベッカのお買いもの日記1 ソフィーキンセラ
なんかブリジットジョーンズみたいな感じ。いやもっとダメ人間かな。
金融ジャーナリストなのにお買いものしまくりで破産寸前なレベッカが、本当にしょーもないんだけどなんだか憎めないんだわさ。
レベッカはありす以上にぶつぶつ言ってて面白いです。
もちろんレベッカのお相手にイケメンが出てくるのですが、久々にノーマルカプもいいなと思いました。
一緒にいて楽しいって一番だよね。
::私立探偵・麻生龍太郎 柴田よしき
私待ってた!柴田せんせい!!!!!!
聖黒のすぐ後辺りの話ですぜ。
探偵麻生の短編集ですが、一話一話にちょっとずつ練が出てきます。幸せそうだけどちょっと切ない。そして最後はウガーーーーやっぱりか!という…既刊読んでればわかってた事ではあるんだけど。
現在 13/100冊
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