::神去なあなあ日常 三浦しをん
高校卒業後、担任の先生に勝手に決められた林業の研修生として、山奥の神去村へ行かされた勇気君の1年間の思い出みたいなそんな感じ。
神去村は物語上の架空の村だけども、三重県中西部の奈良との県境だそうで、ああこないだ旅行の時近鉄特急で通った辺りだなと思うとムラムラしました。天狗が出そうな山深いところって興奮しますよね。
話の中では大地主の清一さん(受け)にムラムラしました。勇気が手を出すには10年はえぇ!と思わせる神々しい人なんです。
::灰の旋律 堂場瞬一
また出たよ~ほんと書くの早くない!?
これは横浜の探偵シリーズですよ。
音楽業界とドラッグが絡んだ話でした。
事件の中心となる往年のロッカーが、太めなことが非常に切なかったです。
しかし探偵の薫ちゃんはもはや鳴沢了と区別がつかんな。
::新耳袋 第一夜 木原浩勝・中山市朗
完全に魔が差しました。何で買っちゃったんだろう。
怪談なんですけど、不可解でおちのつかないところが怖いです。
多分読む人によって、怖いと思う話が全然違ってくるんじゃないかな。
私は塀の上を男の子がスーッと移動していったりとか、電柱の上におばあさんがいたりとか、それ系が苦手ということがわかりました。
車でトンネルを通ったらフロントガラスに手形が無数についてた、とかそういうのは結構平気です。
やっべ~風呂入るの怖い!ってくらいだったんですが、いざお風呂に入ったらそんなことすっかり忘れてました。物忘れが激しくて良かった…
::新公安捜査1 浜田文人
書店サイトであらすじを読んだら、児島要という警視庁捜査一課の刑事さんにムムムときて、彼が「新」シリーズにしか出ていないのかと思って「新」から買っちゃった。今「新」じゃない方読んでるけど思いっきり最初っから要が出とるよ!順番間違えた!
なんかタイトルで公安捜査とうたいつつも、案外捜査一課の面々が出張っていて、主役がたくさんいる感じになっています。
要と、要の同僚の鹿取(元警視庁公安部)と、神奈川県警公安課の蛍橋、の3人の視点で進んでいくんですよね。
要の所属する係は係長を除いて6人で構成されているんですけど、お兄さんチーム3人、若手3人にきれいに分かれていて、それぞれ年上と年下がカップル…じゃなくてコンビを組んでいるという夢のような設定なんです。要はお兄さんの方で、相棒は上昇志向の強い6つ年下の室町君です。要に対して「先輩、隠し事はなしですよ」とか拗ねるところが一見可愛いですが、なにしろそこは攻めの爪を隠していますからね怖い怖い。
鹿取は俺様攻め風だからか、相棒には鹿取さん大好き☆みたいな従順な若い子がついています。
以上捜査一課は明るいラブコメBL担当ですが、ハマの蛍は一人でシリアスジュネ系っていうか、片思いの相手が警察庁公安課長のキャリア様だから報われないよね。ご褒美は笑顔だけだからね。しかもこのキャリア様は常にロイヤルミルクティー飲んでるからね。
あと協力的なヤクザが出てきたり、色々いいの?と思うことがたくさんです。
あ!内容は都知事と利権渦巻く建設業界のドロドロ劇です。新シリーズはどうやら都庁シリーズって呼ばれてるみたいですね。
::新公安捜査2 浜田文人
今度は市場の移転問題とオリンピック誘致の話です。
1の時よりヤクザの三好組長が目立っていて、みんなとの馴れ初めが気になるんだよね~。
遡って読むのが楽しみです。
ホタルは三好組長に会うと、少年の初恋のようにときめくらしいよ。
現在 36/100冊
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