::小説こち亀 日本推理作家協会監修
いろんな作家さんが、自キャラと両さんを絡ませるという、大変壮大なテーマの短編集です。
私は柴田よしきのハナちゃん目当てで読みました。
鮫島は空気読まないから両さんに対しても鼻持ちならない感じでしたが、ハナちゃんは「俺のキャラで勝てる相手ではない」と終始及び腰でかわゆかったです。中川と麗子さんにもびびりまくりです。
::ア・ソング・フォー・ユー 柴田よしき
こちらは本家ハナちゃんです。
清廉潔白ではないけれど、おひとよしで誰よりも優しくて愛情に満ち溢れていて、しみじみといい男だなあと思います。へたれだけどね!
最近は練だけでなく環にもおちょくられてんのね。
そのうち高安(だっけ?春日組の弁護士)にもぜひおちょくられて下さい。
最後に龍太郎が出てきたよ!すすけたオッサンぶりがたまらないぜ。
::ゆきの山荘の惨劇 柴田よしき
おそらく柴田せんせいが書く中で、最も理知的で誇り高くスマートな男、正太郎。
…猫だけど。
猫だからさすがに自分の推理を披露したりはできなくて、正太郎だけが知っている真実が切ないよね。そうやってまたいい男になるんだね。
明らかに、正太郎>ハナちゃん>龍太郎って感じです。
人間は駄目だなあ!
::女王国の城 有栖川有栖
ここにきて本年度の大本命がやって参りました。
エガみんに対しての妄想が先走り過ぎて、最終巻を待たずして死んだらどうしようくらいの覚悟で臨んだのですが、想像よりも大分あっさり味でした。ありすがわくんの変質ぶりもなりを潜めています。予想が外れたさ。
エガみんは相変わらず周りをひょうひょうと煙に巻いて、腹の底を容易には探らせてくれませんが、ちゃんと幸せになりたいと思っているんじゃないかな。
マリアが「江神さんの流している血が見える」と言っていたけれど、今のエガみんはようやく自分でその血を止めるための何かを探し始めたように思います。けどまだ安心できないな。おもむろに刃物を探し出して傷口を広げそうな気もするし。
志度ならその血を舐め取ってくれそうなのに、と江志度推奨の私は歯軋りするわけですよ。ギシギシ。
ハァ…やっぱ学生編は切ないよね。私もスーパー淋しがりんぼアリスに同調ですよ。ていうか今回のありすは可愛かったなあ。今までただの変態エガミフェチだと思っててごめんね。
でも腐っても変態。先輩達の風呂上りを報告してくれてありがとう!
風呂上りの周平⇒薔薇色の頬
風呂上りの二郎⇒上下ジャージで涼しい顔
学生編で感傷的になると、ひでおの奇行師(貴公子じゃないよ)ぶりが恋しくなります。
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