::聖徳太子 1 梅原猛
なんかこないだ法隆寺行ってから気になっちゃってさ~。
まだ「1」のせいか、聖徳太子の人となりというよりは、仏教伝来の政治的背景が主な内容です。
フーンと読むしかないのでした。
記憶もぼんやりなほど若い頃に、やっぱり梅原せんせいの「隠された十字架」という、フェノロサと岡倉天心が釘が刺さった救世観音像に仰天し、聖徳太子の呪いじゃ~みたいな本を読んだんですが(私の記憶なのであまり信じないようにお願いしますよ)、あれは世間ではトンデモ説なんでしょうかね。私はオカルトめいた話が好きなので、あのノリを期待して読み始めたのですが、冒頭でせんせいが「隠された十字架の時は熱くなり過ぎてしまった」と猛省している様子だったので、ちょっとがっかりなのです。
ところでもっかい奈良に行きたいです。
奈良は、特に法隆寺のある斑鳩は、思い込みの成せる業か原始的な匂いがして、とても素敵なところでした。
法隆寺に行った時は倒れそうな暑さだったけれど、真っ青な空に雲がぽっかりぽっかり浮いていて、見上げると雲と山と五重塔の先っちょしか見えなくて、おお!この風景は飛鳥時代と変わっていないに違いない!といたく感動したのです。
あとさ~どんどん話がずれるけどさ~、上賀茂神社行った時もものすごい空が真っ青で、あそこら辺は樹がいっぱいだから風が吹くと木の葉がザザーッと音を立てるわけですよ。青空とザワザワ揺れる木々とメガネの神主さんしか見えなくて、おお!この感じは平安(以下略)って、あれだよ、ノスタルジー?わかる?このたまらない気持ち。
とか私のテンションは登り調子だけど、梅原せんせいはそうでもなかったでっす!以上!
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