::真夜中の神話 真保裕一
アニマルセラピーの研究をしている主人公が、インドネシアにあるイルカ療法の施設へ向かう途中、乗ってた飛行機がテロに遭い墜落しちゃうんです。
主人公は助けられ、乗客の中でただ一人生き残るんですが、その助けてくれた人が住む村というのが、閉鎖された文明から取り残された村なんですよ。
そこでは夜な夜な村人が集まって、巫女のような少女の歌を聴く習慣があるのですが、その歌声に治癒能力があるらしく主人公は奇跡的に回復していくんです。
自分達のことは口外してくれるなと釘を刺され村を後にした主人公は、村の生活を守りたい気持と、少女の歌声の秘密を解明したい研究者としての探究心に葛藤したりなんだりするんですが、その村には呪われた吸血鬼伝説が残ることを知って…おまけにその村に関わった人間が次々と何者かに殺されていき…長いな。まとまりがつかん。まあそんな感じだよ!
::KAPPA 柴田哲孝
まず最初に河童でいいじゃん!と突っ込まずにはおれなかったけど、これはやっぱりKAPPAなのですよ。
そんなことより、ルポライターの有賀が主人公のシリーズものなんですが、私この人好きだ!攻めの理想形の一つだわ!
ばついちで、家も持たず犬のジャックと一緒にキャンピングカー暮らしで、酒ばっか飲んで、風貌も汚らしくて、性格はずうずうしくて、でもたくましくて優しくてたまにもろいところもある、いい漢じゃないの。
きれいか汚いか、控えめかずうずうしいか、きちんとしてるかいい加減か、その辺で真逆だけど、自由でしがらみがなくてどこへでも行ってしまうところがエガミンと似ていると思います。もちろんモテかたもね。
でさあ、これがまたジャックが可愛くて賢くて男前なんだよ。ジャック擬人化するしかないだろMAJIで。
ちなみに話は、釣り人がバス釣りの最中に謎の生物に襲われて死んでしまうんだけど、目撃証言から河童に食われたのでは?と大騒ぎになって、有賀が河童の正体を暴くというミステリーのような冒険小説のような感じです。
今もう次のRYUを読んでっけど、シリーズ以外の短編集にも脇役で有賀とジャックが登場するみたいだから、これからしばらくは追っかけたいと思います。
現在 20/100冊
そいえば阿修羅展行ってきました。
やっぱり阿修羅は残念ながら今はタイミングが合ってないんだろうなと思いました。
きっといつか私にも泣きながら阿修羅を見る日が来るんだ。
他には奈良に行った時に見られなかった中金堂のブツ達が見られたので良かったですよ。
でも魂抜いて美術品としてやって来てるからどうなのよ。
来てくれるのは嬉しいけども、やっぱりあるべき場所で見たいなあと思ったのであります。
ということで、ってわけでもないんですが今週末西に行くんだ楽しみ!
阿修羅が出払った国宝館はどうなってんだ?
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