私が初めて「緑のおじさん」の話を聞いたのは、確かまだ小学生の頃でした。
私を含めてお友達3人と遊んでいたら、私以外の2人が緑のおじさんをよく見かけるって言うんです。
2人が一緒になって私をからかっているのかと思ったんですが、2人は逆に私が緑のおじさんを知らなかった事を不思議がっている様子でした。
大体緑のおじさんって何!?
2人に聞くと、別に普通のおじさんなんだけど、いつも両手いっぱいの葉っぱを抱え、服のポケットからはまるで体から生えているかのように枝が伸びている、って。
出没場所は、住宅街の空き地にただ座っていたり、駅前の車の通りが激しいところを歩いていたり、決して人目につかない場所ではないんです。
なのに学校で噂になる事もなく、私は緑のおじさんは心のきれいな人にしか見えない妖精ではないかと考えるようになりました。超マジです。初恋の人の名にかけて(英生風)マジです。
そして私が知る限り、見た事があるのは後にも先にもその2人だけでした。
私がとうとう緑のおじさんを目撃するまでは……
今日見たんです。
実は2、3ヶ月前に初めて見たんですが、その時は夜中にひとけのない所ですれ違ったので、動揺のあまり失禁するかと思いました。
こんな立て続けに会っちゃうなんてやっべー私とうとう心がきれいになっちゃったんだ!
って寝言は寝て言いますよ。おやすみなさい。
■シーセッド ヒーセッド 柴田よしき
保育園園長兼探偵のハナちゃんシリーズ。
このシリーズには「聖なる黒夜」の登場人物が出てくるんです。
聖なる~は、大物ヤクザが殺されたことから物語が始まるのですが、そのヤクザ(バイ)の愛人であった連がハナちゃんシリーズでもはばをきかせています。きかせ過ぎてそこら辺のノンケがばたばたと落ちていきます。一体どうなっているんでしょうか。ハナちゃんの貞操だけは守って頂きたいものです。
■RIKO-女神の永遠- 柴田よしき
これもまた「聖なる黒夜」の登場人物で、自分はノンケだと言い張るがどこからどう見ても立派な攻めの麻生龍太郎が出てくると聞きつけて買ったのですが、出てきませんでした。どうやら次作で出る模様。
が!しかし!安心して読めると思ったのも束の間、主人公の女刑事緑子がレズっ子という大変おそろしい話でした。一体どうなっているんでしょうか。
心穏やかには読めない一冊です。
■所轄刑事 麻生龍太郎 柴田よしき
龍がまだぴちぴち20代だった頃の話。
普通に彼氏がいます。
彼氏は大学の剣道部の先輩で、警視庁捜四の及川。当然「聖なる黒夜」にも出てきます。
聖なる~では、龍が結婚したために及川との間に愛憎入り乱れる不穏な空気が漂っていますが、ここでは龍が及川に心酔している、ああこんな時代もあったんだ的な関係です。
ひとつ腑に落ちないのは、剣道部の上下関係からか、どうやら及川×龍だという事です。
ここで龍が本来の攻めぶりを発揮していたら、案外二人はうまくやっていけたんじゃないか、そんな気がします。連も及川間違ってるって言ってたしね。
■新宿鮫Ⅱ 大沢在昌
なんか鮫島ってかっこ良過ぎな気がしてどうも…萌えない…
鮫島はキャリアから転がり落ちた時もひたすらストイックで完璧過ぎるんですよ。
でも少佐も完璧だけど萌えるのは何故だ?
現在15/100冊