::QED 百人一首の呪 高田崇史
本屋さんで講談社文庫の前に立つ度気になっていたシリーズものなんですが、今回初めて手を出してみました。出さなくても良かった…かな…。
百人一首の謎は面白いけど、探偵役が理屈っぽ過ぎて!
だって「三年ぶりですね」という挨拶に、「二年六ヶ月ぶりだよ」とか返すんですよ!!!流そうよそこは!
あとやっぱりちょっと変人ぽいの。
なかなかヒデオチャン級のもえっ子には出会えないもんですね。
そしてそろそろひでおにも2年6ヶ月くらい会っていない気がいたします。
ありs…いやなんでもないです。
::風に舞いあがるビニールシート 森絵都
最近えねっちけーのドラマでやったようで、番宣見て泣きそうだったから(泣きたい)買ってみたんですけど、意外とさらっとしてました。というか短編だったのね。てっきり超大河的なもんかと期待をしていたのですが。
どんな話かというと、転職して国連難民高等弁務官事務所の職員になった女性が、現地に赴くフィールド職員の男性と出会って、結婚して、離婚して、そして男性がテロに巻き込まれ亡くなって、という波乱万丈な人生なんですが、それが重くなく淡々と書かれて、でもいい話だなあみたいなそんな感じ!
いい話なんです。
他の話も良かったです。
仏像修復師が仏像に恋する話とか、リーマンもので、新人君とくたびれたおじさまがクレーム客に謝りに行く話とか。
::カラフル 森絵都
死んだ男の魂が、天使のお導きで、危篤の少年の体に入って人生やり直すというお話です。でもただやり直すんじゃなくて、少年の体を借りながら生前の自分が犯した過ちを思い出さなければ、永遠に輪廻の輪から外れてしまうんです。輪廻の輪から外れてしまうと魂が消えてしまうから、ちょっと頑張るわけですよ。
ガイド役の天使がなかなか受けくさくていいですよ。天界では丁寧な物言いなのに、人間界に来ると口調がぞんざいになるところにはっときてぐっときます。
あと体の持ち主の少年には意地悪で頭が良くて背の高いお兄ちゃんがいるんですが、これがどこに出しても恥ずかしくないほどのつんでれでしてね。
軽妙ながらいい話でした。
現在31/100冊
聞いてくださいよ。
日曜にMJ×IS(あえて×)のサイン会&トークショーに行ってきたんです!
すごい面白かった~。
導入部は軽く
いちゃつきから入って、あとはリズム感良く話が転がっていく様子はまるでひむありのようですね!
でも二人の様子を見れば見るほど、J×SでありながらS→J要素が強過ぎて、私は一人切ない気持になったのです。
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