::ドリアングレイの肖像 オスカーワイルド
凡塾(男塾みたいなもの)の課題図書でした。
塾長が「毎日読んでるから悪いけど貸せない!」と読み込んだボロボロの文庫本をおもむろにかばんから出した時、私は塾長の本気を見て震えたものです。
ちなみに塾長の推薦は新潮の福田訳なのですが、本屋に行くとどうしても新潮だったか岩波だったかが思い出せなくなり、おまけに海外文学を読まない私はオスカーのオで探していたところ、実際はワイルドのワで並んでいたためちっとも見つけられず…とにかく読んだよ凡さん。
もうなんかバジルがかわいそうだよ。
散々ドリアンとハリーに振り回された挙句、あんな事になるなんて。
全員の思いが報われない美しくも悲しい話ですよね。あ、ハリー以外ね。
昔読んだ時はドリアンの美貌にばかり気を取られていましたが、今読むとバジルとハリーの大人えろい関係が気になります。
そして恥ずかしげもなく言うと、私は第一章の出だしのロマンチックな感じが大好きです。絵画のようだ!
現在49/100冊
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