::ディプロトドンティアマクロプス 我孫子武丸
前に読んだ京都の探偵の後日譚だったわ。
前のもほのぼの系かな~なんて思って読んだら結構容赦なかったりしたけど、これまた容赦ないっていうか終了っていうか…もう続けようがなくない?みたいな…シリーズ化して欲しかったのにな。
しかし獣医さんと探偵は、何か間違ってどうにかなりそうな雰囲気があるのよね。あと助手の大学生ともなんだけどね。なんだ結局みんなホモか!(私の頭の中で)
どんな感じかっていうと、獣医と探偵は職場がお向かいなの。悪口言い合ってるくせにしょっちゅう一緒に飲みに行って、しかもランチも一緒なの。でもランチの時はお互いマンガとか新聞とか読みながら食べて、一言もしゃべんないの。でも一緒に食べに行く。
助手の方は、探偵に頭悪いなと思われてて、でも飯食わせれば何でも言う事聞くからいいや、っていうちょっと可哀相な扱いなんです。逆に助手は、探偵の事を「せんせい~!」と呼んで忠誠尽くしてる感じです。
私は、助手が探偵を無理矢理やっちゃって、我に返ってマジ泣きして土下座してるのを、お向かいから獣医がにやにやしながら覗き見してるのがいいかなあと思うんですけど、どうかなあ~?
どうでもいいとか言うなよ!
::醜聞の作法 佐藤亜紀
貴族のおうちに仕えてる女の子が、好いた人と結婚したいと思っていたところ、旦那様の友人に嫁がされそうになって、承諾するまで出さないと修道院に閉じ込められるんだけど、奥様が旦那様のこの振る舞いを世間に広めて、女の子を救うお話です。(長い)
なんだか意表をついていいお話だったように思います。
::聖なる予言
::第11の予言 ジェームズレッドフィールド
今更な上に、第10の予言が飛んじまった!
ネイティブアメリカンの教え、的なもんかと思ってたけど、小説になってるのね。
小説ってかフィクションだよね…?フィクションじゃなかったら、政府と戦い過ぎて大変です。
まず聖なる予言では、ペルーで発見された石版を巡って政府の追っ手から逃れ、第11の予言では、シャンバラの入り口を巡って、中国政府の追っ手から逃れます。
宇宙=愛みたいないいことが書いてありますが、主人公はその宇宙の教えを実践してるはずなのに、こんなにキレやすい中年でいいもんだろうかと思います。まだ修行の身だから?
あと盛り上げるためなんでしょうけど、悪というか敵というか邪魔する存在がわかりやす過ぎなのが気になります。銃撃されたりヘリコプターで追われたり、最初から映像化を意識して書かれたような気がしちゃうんです。そういうところがあって、あまり心が動かされませんでした。
現在 5/100冊
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