数でも数えないとなかなか本読まない自分に気づいたので、今年もやることにしたよー。
そしてやってると、色々お勧めしてもらえたりするしね。ありがたいことです。
::聖域 篠田節子
文芸誌の編集が、辞めた同僚の荷物を整理していて、未完の原稿をみつけるんです。
読んでみるとすごく面白くて、どうにか続きを書かせたいんですが、原稿が書かれたのが15年前な上に、作者が行方不明なんです。
仕事を逸脱する勢いで行方を捜しているうちに、作者の作り出した世界にのめりこみ、作者自身に引きずり込まれていくというお話。
この話中話(未完の原稿)が私もすごい気になって…「その続きはどうなるんだ」byひでおの心境でした。
平安時代に比叡山を下りた坊さんが、蝦夷に布教に行くんですが、土着の信仰があるため受け入れられなくて、みたいなそんな話なんですけど。
東北地方に根付く死生観ていうのかしら。
仏教だ天台宗だなんてのは瑣末なことで、宗教を超えたところにあるというか、全く別物というか。
見仏記でじゅんとせいこうが、東北は死が近いところにあるというようなことを言っていたのが思い出されました。
早くも出遅れてやしませんか…
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