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考えないで感じろ!

ここは主に友人にメールしても返事がこない類の話を吐き出す場所です

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9月後半に読んだ本

::ドント・ストップ・ザ・ダンス     柴田よしき

保育園の園長先生(本業)兼探偵(副業)のハナちゃんシリーズです。
ハナちゃんがいつもながらやばい事件に巻き込まれて死にそうな目に遭います。私今回ばかりは、主役がまさかと思いつつも、死んじゃったらどうしようって思いましたよ。しかし不屈の精神でもって事件を解決、しかもなるべくみんなが傷つかない方法で解決しようとする優しさというか、どんな人にも愛情を持って接するところが本当に暖かい男だと思います。
自分が死にそうになってる切羽詰った状況で、あんなに人に優しくできるって何なんだろう。
練も麻生なんかやめてハナちゃんにしときなよ!と思います。
練とハナちゃんて、お金があっても幸せになれない人間と、貧乏でも幸せな人間の代表のような気がして、読んでると悲しくなってきます。私は練が好きだからどうにかして練には幸せになってもらいたいんだよなあ。



::太陽を曳く馬(上)(下)     髙村 薫  

読みにくいったらないよ~。しょっぱなは告訴状で、その後は漢字が正字体で書かれた手紙が続き、それから宗教対話が続きといった具合で、楽しむ以前にちょっと疲れました。
晴子情歌と新リア王は読んでないんですけど、読めばこれも理解が深まるのかしら。
しかし坊さんの話にさらっとついていく雄一郎がおそろしい…ていうか雄一郎の暗さが尋常じゃないよね?

ゆうすけとは相変わらずの手紙プレイを見せつけられました。
なんか最後は電話してたけど。

あとコンビの吉岡巡査部長が女子高生を生理的にだめと言っているところに感ずるものがありましたが、あれはどういうことよ!
その後坊さんに囲まれた吉岡を見て雄一郎が、こっちはだいじょぶなんだな的な事を思ってるのですがそれはどういう含みなのよ!



現在 51/100冊     まだ半分か…


さっき堂場瞬一の断絶がドラマになったから見てました。
我がアイドルにしじーが刑事役だったんです。
原作通りのクソ真面目で融通利かない感じが出てて良かったです。
スーツ姿かっこよいなあ。
ガリレオくらい変わっちゃうと悲しいけど、作家編もドラマ化してくんないかなあ。
ていうかどっちかが女性になるなら、断然ひむら派です。ひむら女体化として大喜びできそうです。
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9月前半に読んだ本

ちょっとちょっと、じゃーろ秋号にひむありちゃん載ってるからみんなも読んだ方がいいよ!
いやあ、ありすの珍推理はどんどんダイナミック且つスケールが大きくなっていって、もはや底知れない包容力を感じさせるよね。このトリックを許容するのか!みたいなみたいな。私でも「ねえだろ!」と突っ込まずにおれないようなことを…。イリュージョンの神が降りてきたとか言っちゃって超かわいいでやんの。あー可愛い。
「何故か被害者は何らかの理由で」とかちっとも推理になってないとこも可愛い。
ありすがてんぱり過ぎなせいか、ひむら先生は対照的に穏やかな面が際立っておりました。
ていうかありすに対する突っ込みが甘い時は、腹に一物抱えてる時なのね。
今日のひむら先生なんかちがーうと思ったら、やっぱりオチがついた。
でもありすも容疑者もころっと騙されてるあたり、ひでおの女優ぶりと言ったら!ひでおこそイリュージョン!!!!
ありすも最初の方は「これは演技だ」って気づいてるのに、段々よくわかんなくなってきて、最終的にはいつになく優しいひでおにぽーっとのぼせ上がってそうで…まあ私もぽーっとなったけどね。しょうがないよね。イリュージョンだから。



::邂逅 警視庁失踪課・高城賢吾     堂場瞬一

また出た!あまりにペース速いから、既読かと思ったけどやっぱり新刊だった。
高城は酒漬けのだらしない人設定だったはずなのに、巻を重ねるたびにいつのまにかファーストフードのハンバーガーのカロリーが高過ぎるとか言い出していて、甚だしく鳴沢了化が進んでおります。
むしろ深酒している姿が不自然に感じるくらいなんですが。
事件の展開は相変わらず面白いし、失踪課のチームワークも感じられていい雰囲気ですが、読んでる間も「私堂場先生基準だと汚物くらいなんだろうな」っていうことばかりがちらついて…


::流星さがし     柴田よしき

京都の田舎出身の弁護士(年下ノンケ攻め)が、東京の大手弁護士事務所にやってきて、という人情ドラマな感じです。バッキーみたいな子だよ。
とりあえずよく一緒に組んで仕事してるちゃらちゃらした弁護士が受けかな。
でもどうにもこうにも二人ともノンケなので、もし続編が出て、そこにスパダリ検事とかが出てきたら話はそれからだ!


::一瞬の風になれ 第二部・第三部     佐藤多佳子

じーんとした~。
試合ごとに成長して、どんどん速くなっていく様に胸が熱くなります。
読んでいて次の試合が楽しみになってくるんです。
新二もかっこいいけど、天才肌でひょうひょうとした連が良かったな。
一つ後輩の桃ちゃんも良かった。あんた新二と連どっちが本命なのさと問い詰めたいです。
北京の前に読みたかったな。これ読んだ後に思わずメダル取ったリレーの動画見ました。
そしたらなんとなく連とたかひら選手のイメージが重なりました。軽くて飛んでるみたいな走り方なんですよ。
そんでもってコーチのみっちゃんは、天パと暑苦しいながらも適当なとこが銀さんと重なりました。


::図書館戦争     有川浩

道徳の授業っぽい問題提起をされているようで、ちょっと楽しめなかった…
あと教官陣にあまりぐっとくるタイプがいなかったのが残念です。
なんだろうみんなトラウマとかないから?
「人を殺したいと思ったことがある」(byひでお)とか言わないから?



現在 48/100冊


8月後半に読んだ本

::死者の書     折口信夫

奈良と大阪の県境辺り、二上山の麓に当麻寺というお寺があります。
私は隙あらば関西のナイス寺をネットで探すのが楽しみになっているのですが、当麻寺は今最も行ってみたいお寺なのです。
そんなわけで公式サイトを見たりなんだりしているうちに、この死者の書が二上山と当麻寺についての小説であることを知りました。

当麻寺は、ご本尊としてある曼荼羅をお祀りしているのですが、この曼荼羅の由緒が面白いんです。
天平の世に中将姫というやんごとなき方がいて、この姫さまが写経を1000巻終えた時、二上山に陽が沈む様子を眺めていると阿弥陀如来の姿が見えたそうです。
姫は阿弥陀如来にたいそう心打たれ、観音様に導かれて二上山の麓の当麻寺に行き出家したそうです。
そして自分が目にした阿弥陀如来+極楽浄土を曼荼羅に織り上げたものが、ご本尊として今も祀られているというわけですよ。
っていうのが公式サイトの受け売りなんですが、小説ではちょっと違います。

小説でも姫さまは1000巻の写経をしているのですが、950巻を越えたあたりの春分の日に、二上山の頂に沈む太陽の中に阿弥陀如来ではなく黄金に輝いた美しい男の人の姿を見るのです。
800巻辺りからやつれて元気がなくなっていた姫さまですが、この日を堺に俄然やる気を取り戻します。
それから半年後の秋分の日にも同じ姿を見て益々歓喜し、また半年後の春分の日にはいよいよ1000巻目を書き終えて落陽を待つのですが…なんと無情にもお天気が悪くて……
黄金の彼に会えなかった姫さまは、彼に近づきたい一心で、家出して二上山を目指すのです。

この黄金の美しい男性の正体は、二上山に埋葬された大津皇子なんです。
冷たい石室で長い眠りから覚めた大津皇子の魂と、彼に恋した中将姫と、あとは藤原の郎女中将姫が最近神隠しにあったらしいぜって噂してる大伴家持の3方向から話が進んでいく展開がすごい面白い!
短いお話だし、文語体で読みにくいし、でもインパクトは絶大で、私も中将姫のように二上山に突撃したい気分が盛り上がっております!二上山に沈む夕日が見たい!



現在 43/100冊

8月前半に読んだ本

::一瞬の風になれ 第一部     佐藤多佳子

中学でサッカー部の新二は、サッカー強豪高校に通う天才的なお兄ちゃんとの差を感じて、サッカーやめちゃうんです。
高校に入ったら心機一転幼馴染と一緒に陸上部に入るんですが、この幼馴染がめちゃくちゃ速くて、またも天才を前にして打ちひしがれたりするんですけど、お前について行く!むしろお前より速くなってやる!みたいな青い春ですよ。
若者達に関しては頑張ってるから腐った目で見ちゃいけないよねという感じなんですが、監督のみっちゃん(33歳独身社会科担当)は受けにしたいことこの上ないです。
攻めは数学の先生辺りでね。


::激しく速やかな死     佐藤亜紀

短編集です。
私の教養が足りないため、きっと半分も楽しめていないはず。
相変わらず元ネタわかんね~!
かろうじてわかるのが(わかるだけで詳しくはないよ)サド侯爵くらい。
夜な夜な公爵と下男で女性を攻めたてるんですが、プレイの一環で公爵と下男の役を入れ替えるというくだりにぐっときました。つまりサドが下男役になるというわけです。
ただ彼にとっては住みにくい世の中だったろうに…心中お察し申し上げます!



現在 42/100冊

図書館戦争がかれこれ数ヶ月も読み終わらん。私くじけそう。
しかし今年も100冊への道は険しいでござる。

7月後半に読んだ本

::けら     黒川博行

タイトルほんとは漢字なんですけど変換めんどい…
けもらも虫偏のよくわかんない字…

待ってました!のイケイケヤクザ桑原と建設コンサルタント二宮のコンビです!
今回は仏教某宗派総本山に伝わる巻物を巡って、二人が大阪―京都―東京を駆けずり回ります。
相変わらずの猛スピードで転がっていくような展開が、期待を裏切らない面白さです。

私は断じてニノ×桑原なんですけど、言い切れるんですけど、二人がやおってるところがまるで想像つきません。地球に二人しかいなくても絶対に何も起こらないよ。
でもこの何も起こらなさが最高にもえなんですよ。
とか言ったそばから、桑原→ニノの片思いで、桑原がニノの口に銃をぶっこみながら乗っかるんならありかな…当然ニノは立たないから桑原にぼこぼこにされるんですけど。
…ないないないない。絶対ない。
二人の会話はひむあり並にいちゃついてるのにね。



現在 40/100冊


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年間読書100冊への道
戦績 4敗
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08年●58冊
09年●65冊
10年●98冊
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